株式相場に関係しそうな2019年7月~12月の政治経済イベント


今年も残すところあと6カ月となりました。パウエルFRB議長の発言がある連邦公開市場委員会(FOMC)を始め、市場の注目を集める重要な政治経済イベントは相場の流れを変えるリスクイベントとなることがあります。

その一方で、相場変動が大きくなるリスクイベントを収益機会に投資戦略を考えることもできますので、政治経済イベントのスケジュールを確認しておくことは投資において重要なことと言えるでしょう。

7月からの主な政治経済イベントは下表の通りです。米中交渉の日程や英国とEUのブレグジット交渉日程は流動的であり、表には含めていません。

日本では参議院選挙があるほか、10月の即位の礼では諸外国から要人が多く来日することから外交面では極めて重要なイベントです。また、9月に国内で開催されるラグビーワールドカップでは開催期間中に外国人観光客が増加することも予想され、関連株の値動きを押さえておけば来年の東京五輪開催時の投資判断に役立つかもしれません。


今年後半もFRBのパウエル議長の発言がカギとなりそうです。株式市場の上昇・下落トレンドはパウエル議長の発言で転換する可能性もありますので、臨機応変に対応することが望まれるでしょう。日経平均株価やNYダウ平均が上昇トレンドにあれば、これらを対象とするコール型eワラント、下落トレンドにあればプット型eワラントでトレンドに逆らわない順張り投資をご検討ください。

国内のテーマ株としてはインバウンド関連、通信関連、警備関連の動きに注目です。来年の東京五輪でも同じような動きになるかもしれませんので、夏から秋にかけてこれらの関連株を対象とするコール型eワラントの買いを検討してみてはいかがでしょうか。

(eワラント証券 投資情報室次長 多田 幸大)

※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。