アニコム損害保険はこのほど、2017年の1年間にペットにかけた費用(年間支出)に関する調査を実施し、その結果を発表した。
それによると、ペット1頭へ支出した費用は、犬が44万5993円、猫が20万9421円だった。
内訳をみると、「病気やケガの治療費」や「ワクチン・健康診断等の予防費」などが前年と比較して犬猫ともに増加傾向となった。
「病気やケガの治療費」は、犬が7万1135円(前年比124.5%)、猫が4万3057円(同123.0%)となり、増加した理由として「シニアになったので病気が増えた」という年齢による理由や、若齢では「皮膚病、アレルギーによる通院のため」といった理由があがった。
「ワクチン・健康診断等の予防費」は、犬が3万953円(同124.5%)、猫が1万3270円(同153.6%)となり、増加した理由として「年齢を考えて健康診断の回数を増やした」など加齢による理由が多く見られた。
2018年の1年間にペットにかける費用の見込みを聞いたところ、「変わらない見込み」が42.1%、「増加する見込み」が33.0%、「減少する見込み」が6.6%となった。
「変わらない見込み」の理由としては、「今のところ健康なので現状維持」「これからも一緒に色々楽しみたいから」などの理由があがった。「増加する見込み」の理由としては、「高齢なので医療費や介護用品などに費用がかかりそう」「年齢とともに病気が多くなってきた」などの理由が見られた。
調査は、アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者を対象に実施した。有効回答数は1949件。