MMD研究所はこのほど、マカフィーと共同で「公衆無線LAN利用者実態調査」を実施し、その結果を発表した。
それによると、スマートフォンで公衆無線LANを利用したことがある人は69.4%と7割近くに上った。年代別で見ると、利用率が最も高かった年代は10代で84.8%、次いで20代が79.3%となり、若い世代ほど利用率が高かった。
公衆無線LANの利用理由は、「携帯電話回線のパケット量を節約するため」が62.3%で最も多く、次いで「無料または安く利用できるサービスのため」が40.0%、「通信速度が速いから」が25.3%だった。
接続経験のある公衆無線LANの種類は、「お店やホテルなどが提供している公衆無線LAN」が87.8%で最も多く、次いで「キャリアやプロバイダが提供している公衆無線LAN」が24.0%、「どこが提供しているかわからない公衆無線LAN」が17.5%だった。
公衆無線LANを使ったことで引き起こされたと思われる事態については、「迷惑メールが送られてくるようになった」が12.1%、「自動的にWi-Fiを接続する設定にしていたために、知らない間にWi-Fiに接続されていた」が6.0%、「ログインが必要なサイトへの不正ログインが確認された」が3.3%だった。
公衆無線LANを利用する時にセキュリティ面で気を付けていることは、「無料の公衆無線LANに接続しているときは、他人に見られて困る情報は入力しない」が27.0%、「接続する公衆無線LANの名前を確認し、知らないアクセスポイントには接続しない」が20.8%だった。一方、「セキュリティ対策していない/意識していない」という人も3割いた。
調査は、2017年11月15日〜17日にかけて、15歳〜69歳の男女を対象に実施した。