最も重視する株主還元策、「現金配当」が最多


野村證券はこのほど、個人投資家を対象に投資動向に関するアンケート調査を実施し、「ノムラ個人投資家サーベイ(2017年2月)」を発表した。

3カ月後の株価見通しについて、「上昇する」と答えた割合から「下落する」と答えた割合を引いた「ノムラ個人市場観指数」は35.0と2ヶ月ぶりに低下した。調査時の日経平均株価は18,976.71円と前回調査時を324.73円上回った。

3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率は63.9%となり、前月比で10.9ポイント上昇した。

国内株式に投資する場合、期待する配当利回りの水準は「2%以上 3%未満」が31.4%で最も多く、次いで「3%以上 4%未満」が22.0%、「1%以上 2%未満」が20.3%となった。


(出所:野村證券)

国内株式に投資する場合、企業による株主還元策のうち重視しているものを複数回答で尋ねたところ、「現金配当」が73.5%で最も多かった。以下、「株主優待」が 51.7%、「自社株買い」が15.2%、「株式分割」が11.9%と続いた。

調査は、2017年2月6日〜2月7日にかけて株式投資経験のある個人投資家を対象に実施。有効回答数は1000件。