1年後の物価、「変わらない」が増加


野村證券はこのほど、個人投資家を対象に投資動向に関するアンケート調査を実施し、「ノムラ個人投資家サーベイ(2015年8月)」を発表した。

3カ月後の株価見通しについて、「上昇する」と答えた割合から「下落する」と答えた割合を引いた「ノムラ個人市場観指数」は前月比で11.4ポイント上昇し38.8となった。調査時の日経平均株価は20,548.11円と前回調査時を435.99円上回っており、今後も株価が上昇すると予想する回答者が増加した。

3カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率は62.0%となり、前月比で6.6ポイント上昇した。内訳をみると、「5円程度」の円高ドル安を見込む割合が前月比で6.8ポイント増と上昇幅が最大となった。


日頃よく購入する物やサービスの価格について、今から1年後にどのように変化すると思うかを尋ねたところ、「変わらない」との回答割合は29.5%と前月から5.3ポイント上昇した。一方、「上がる」は前月から4.4ポイント低下したほか、「下がる」の回答比率も0.9%ポイント低下した。


(出所:野村證券)

調査は、2015年8月3日〜8月4日にかけて株式投資経験のある個人投資家を対象に実施。有効回答数は1000件。