インテリジェンスが運営する転職サービスのDODAは、転職に関する調査を実施し、その結果を発表した。それによると、転職して良かったことの1位は「給料がアップした」だった。
2位は「社風が合う」がランクイン。「社風は自分の努力では変えられないものなので、社風の合う会社を選ぶことが何より大切だと感じた」「給料や待遇は前職とほとんど変わらないが、社風が自分にとても合っている会社なので、思い切って転職して良かった」といったコメントが見られ、社風が合っている会社を選ぶことが重要だと感じている人は多いようだ。
3位は「周囲の人に恵まれている」で、「尊敬できる先輩や上司が多く、とても刺激的で自分も成長できそう」「仕事に対して前向きな人が多く、一緒に仕事をしていて気持ちが良い」など、給料や仕事内容だけでなく職場の人間関係を重視するコメントが見られた。
転職して良かったことランキングは以下の通り。
1位:給料がアップした
2位:社風が合う
3位:周囲の人に恵まれている
4位:能力や成果を評価された
5位:希望する仕事に就けた
6位:キャリアアップできた
7位:裁量の幅が広がった
8位:待遇が良くなった
9位:残業が減った
10位:休日が増えた
一方、転職して後悔したことの1位は「給料が希望と異なる」だった。「ベースサラリーの昇給が思ったほど良くない」「提示された給料と手取りの給料を勘違いしてしまい、入社後に前職より給料が下がることに気付いた」などが挙げられ、転職前に昇給制度や給料の確認をする必要があると言える。
2位は「経営者や社員と合わない」で、「社員のタイプが前職と全く異なり、会社に馴染むまでに1年かかった」「大企業から中小企業への転職だったため、社長との距離感や接し方に最初は慣れなかった」といったコメントが見られた。
3位は「社風が合わない」だった。「給料の高さで選んだ会社だったが、社風が合わず半年で辞めてしまった。今の会社は給料は下がったが、自分にとても合う会社で満足している」「ベンチャー企業から大企業に転職したが、とても古い体質の会社で、自分はベンチャー企業が合っていると気付いた」など、社風のミスマッチによって転職を後悔した人は少なくないようだ。
転職して後悔したことランキングは以下の通り。
1位:給料が希望と異なる
2位:経営者や社員と合わない
3位:社風が合わない
4位:経営状態や将来性が不安
5位:残業が多い
6位:仕事内容が希望と異なる
7位:組織や環境が整っていない
8位:休日が少ない
9位:正当に評価してもらえない
10位:キャリアアップできない
調査は、2012年5月に、直近1年以内に転職したホワイトカラー系職種の25〜39歳の男女を対象に実施した。有効回答数は1000件。